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人情不動産屋 阪井ひとみさんが教えてくれたこと 

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 あなたの目の前で転んだ人がいます。
    でも、あなたはその人のことを何も知らない。
  その人は、あなたに不利益なことをもたらすかもしれません。
  そういうとき、あなたなら、どうしますか?

 「誰でも石につまづく。その石が大きいか小さいかだけの違い」
 「目の前に転んでいる人がいるのに、何もせず、通り過ぎることはできんよ」

 そう言って、転んだ人が起き上がるのをお手伝いする人がいます。
   その人の名前は、阪井ひとみさん。岡山県在住の不動産経営者です。

⒈ 「家があれば人は変われる」

 「人情不動産屋の日々〜家探しの現場・1年の記録」というNHKのドキュメンタリー番組を見ました。

 人情不動産屋、その人の名は阪井ひとみさん。岡山県在住の不動産経営者の女性です。
 彼女は、精神障害者や様々な問題を背負った人、ひとり親家庭など、家探しに不利な条件を持った人のための家探しをお手伝いしています。
 
 例えば、精神障害者の方は、突然大きな声を出す、などの理由で嫌がられて、家やアパートを借りにくいのだそうです。
   阪井さんは、何か問題が起こると、その度に本人の代わりに謝罪に行き、大家さん達の信頼を得ているため、不利な条件を持った人でも借りられる物件を多く持っているのだそうです。
 そもそも、阪井さんがそういうことを始めたきっかけが、精神障害者の方の家探しが断られるという現状を知ったから、ということでした。

 阪井さんには、

「家があれば人は変われる」

 という信念があるのだそうです。

   番組では、阪井さんが家を探してあげて、人生を立て直そうと努力されている方々の姿が描かれていました。

 家は、人に「自分は尊厳のある人間である」ということを思い出させてくれるモノだと思います。

   もし、私が家を失くしホームレスになってしまったら、ただそれだけで、這い上がれない井戸に放り込まれたような気がするんじゃないか、そんな気がしました。
 やり直せる力があっても、その力を取り上げられてしまったような気になってしまい、再起できるかどうか…

 阪井さんは、家を探してあげるだけではありません。
   その人が自分の人生を取り戻せるまで、寄り添って関わります。

  社会的に不利な条件を持った人で、阪井さんが家を探してあげた人は、300人ほどいらっしゃるそうです。その300人の方々は、皆、阪井さんの顔を見られるのを楽しみにしています。
  そして阪井さんも、「見捨てていない。あなたをいつも見ているよ」というメッセージを伝え続けておられます。

⒉  人を信じる力

 阪井さんのすごいところは、3つあると思いました。

 一つ目は、その人が自分に不利益をもたらすかもしれないのに、自ら進んで関わることができる。 
  二つ目は、家を探してあげて終わりではなく、その人が自立して人生を歩めるようになるまで関わり続ける。
  三つ目は、人は「見捨てられた」と思ったら生きてはいけない、ということをご存知である、ということです。

 これらのことは、誰でも知っていることだと思います。意識していなくても、感じてはいる。
  だけどやっぱり、関わって自分が不利益を被ったら怖いから、やらない。
  私も、そうです。
  自分も不幸の道連れになるんじゃないか、と思ってしまいます。

  阪井さんの、人間の持つ力に対する信頼感がすごい、と思いました。

  人は皆、善なる力を持っている。

 そう信じていないとできないと思います。

⒊  ほんとうの意味での「助け合って生きる」行動とは

  私は、共生社会の創造を目指して演劇活動をしています。

      でも、阪井さんの行動を見て、自分は掲げている目標と行動が一致しているのだろうか? と振り返ってしまいました。

  自分にとって不利益をもたらしそうな人とは、関わらない。
    自分の運気が下がるのが嫌だから。

  そうやって、関わる人を選択している部分が、今の私にはあります。

  もちろん、自分をいじめるような人と関わる必要はないと思います。
    自分を心身共に傷つけるような人からは、逃げた方がいいし、関わらない方がいい。

 でも、自分をいじめていた人でも、もしその人が困った状況になったら?
 自分は、果たしてその人に手を差し伸べるだろうか? 差し伸べられるだろうか?

 「諸共に」

 そう思って、踏み込む勇気が、自分にはあるか?
  踏み込める勇気を持つには、どうすれば、どういう考え方を持てればいいのか?
 何が自分にあれば、踏み込めるのか?

 自分の目指す共生社会の創造という目的を果たすために必要な、そういうことを考えさせてくれた貴重なドキュメンタリー番組でした。

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